日々の活動報告

自然科学研究機構 分子科学研究所・基礎生物学研究所・生理学研究所

自然科学研究機構 分子科学研究所・基礎生物学研究所・生理学研究所

7月初めに岡崎の3研究所を視察させていただきました。
岡崎市の中高生の中には課外学習などでこれら3研究所に訪れた方も少なくないと思いますが、普段は大学共同利用機関法人として、保有する設備・機器を供用し、国内外の研究者の研究を応援しています。また、総合研究大学院大学、連携大学院制度の下で大学院生の教育を行っており、日々学生さんが研究や論文執筆に勤しんでいます。

訪問した際には、紫外線のどの波長帯が生物に対して成長因子になっているかを調べたりする研究(こういったことがわかると効率的な植物工場の整備に役だったりするそうです)や、食虫植物がどういった刺激を与えたときに食虫行為を行うのかを遺伝子レベルで把握したり(植物の環境に応じた適応進化の解明に役立ったりするそうです)、ノロウィルスがpH(酸性・アルカリ性)によってウィルス構造を変化させることを明らかにしたり(この構造変化によりノロウィルスがヒトの免疫機構を交わすので、それを踏まえた治療薬の開発に役立つそうです)といった研究などの現場を見てきました。

 文科政務官に着任以来、理研やJAXAなどの大規模な研究開発法人も見てきましたが、それに比べて3研究所はこじんまりとした研究現場ですが、山椒のように、小粒でもぴりりと辛い研究をしていてうれしくなりました。
…まもなく今年の土用の丑の日、東京でも一色の鰻の良さをしっかり広めてまいります。
#岡崎 #西尾 #研究 #研究所 #うなぎ

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